社会不安障害・あがり症の内服薬の種類

【必要な時にスポットで内服する方法】

①震えや動悸を軽減する内服薬。

 「ベータ・ブロッカー(遮断薬)β-BLOCKER」とも呼ばれています。一般に安全性も高く、非常に効果的であるために、あがり症の治療に有効性を発揮します。内服して1,2時間で効果が出ます。必要な時だけ内服します。インデラル(プロプラノロール)、アロチノロールなどがあります。

②不安・緊張を軽減する内服薬。

 「抗不安薬」と呼ばれています。内服すると不安、緊張が緩和します。これも基本的に安全性は高いですが、お酒との相性が悪いです。内服して1時間で効果が出ます。

①と②を組み合わせて内服します。特に①の薬が重要で、その次に②の薬が重要です。①だけで効果が十分な人もいます。

 

【 SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)による治療】

 毎日1回定期的に内服しなければなりません。効果がでるのは早くて2週間かかります。1か月ごとに徐々に改善することもあります。これは、①や②の薬よりも根元からの効果があると考えられています。計画的に内服しなければなりません。6か月から12か月継続内服して、非常にゆっくりと減量をして中止を目指します。約半分くらいの人が、薬を中止しても、安定した状態が維持されます。1回目の減量・中止で、症状がぶり返しても、2,3回トライして、うまくいくことも少なくありません。

 副作用としては内服初期に吐き気、食欲低下が生じることがありますが、通常は数日でおさまります。副作用止めとして吐き気止めの薬が効果的ですので、ご心配な方にはあわせて処方することもあります。