あがり症・社会不安障害の予期不安

 あがり症・社会不安障害の特徴の一つは、非常に強い苦痛感です。とても嫌な感じ、苦しく、辛い、最悪の気分など、いろいろなネガティブな表現でも言い尽くせないくらいです。人前に出る前から不安状態になることも多く、これを「予期不安」と呼びます。予期不安は数日前あるいは何週間も前から始まることがあります。加えて、慢性的に、日にち毎日、苦手場面を恐れるほどの予期不安もあります。

 予期不安も大変苦しいものです。

 治療によって、本番での極度の緊張が消失してきたら、苦しい予期不安もだいぶん楽になります。