神経伝達物質ドパミンについて

 うつ病にかかわっている神経伝達物質は、おもにセロトニンやノルアドレナリンが有名ですが、もうひとつ重要なものがあります。それはドパミンです。神経伝達物質のドパミンは意欲や活動性を調整する前頭葉(とくに前頭前野)がうまく機能するために不可欠です。ドパミンの働きは少なすぎても多すぎてもいけません。うつ病ではドパミンの働きが鈍っていることがすくなからずあるとかんがえられます。ドパミンを調整することで、意欲が上向き、活動しやすくなることが期待できます。それによって、日常生活、社会生活を送りやすくなります。