職場のうつについて

 「職場のうつ」というのは、もちろん病名ではありませんが、職場の何らかのストレスによってうつ病やうつ状態が発生してしまうということです。そのストレスとしては大きく分ければ、就労上のストレスと対人関係上のストレスです。前者の代表は仕事の矛盾やプレッシャーそして長時間就労。後者の代表は上司とのコミュニケーションの一方通行やトップダウン的なあり方などです。

 このような場合、ほかのページでもご説明しているような「適応障害」になることもあれば「うつ病」となることもあります。

 このような状態になってしまった場合には、ご本人の治療も必要ですが、職場の環境調整ができることが望ましいと思われます。職場の環境調整は会社の姿勢次第というところもあります。本人がストレスに耐えられない状態になっている場合には、まずは休職して回復を目指すことも重要な手立ての1つです。

 また、ストレスに弱い場合や、性格的要因も関わっていることもあります。