誰しも、心配事があって考え事をしていると眠れなくなる経験があります。
ただ、その程度が強いと、苦痛がひどくなったり、日常生活・社会生活に支障をきたすことがあります。
・疲れているのにもかかわらず、はりつめた緊張が緩和せずに、寝付きが悪くなったり、眠りが浅くなることがあります。これは「過覚醒」の状態と言われています。緊張の高まりとエネルギーの低下の両極端が混在しているのが特徴です。誰しも多少なりともそういったことは経験しますが、程度がひどかったり長引く場合には、悪循環をきたしやすくケアが必要となります。自律神経の不調も伴いやすくなります。
・不眠傾向の背景にうつ病がある場合もあります。うつ病では、ほぼ必ず入眠困難、熟眠障害、早朝覚醒などが生じます。逆に過眠(日中も眠い)もありえます。
・不眠症が続くと、今日もまた眠れないのではないかと過度に心配になり、この不安(恐怖)から更に不眠状態が引き起こされて、こじれてしまうことがあります。睡眠のことを気にしすぎて、いわゆるノイローゼのような状態となります。これを「神経症性不眠」とも言います。
以上のいずれにしましても治療的な対応により改善を目指せます。
・うつ病が背景にある場合には、ほぼ必ず入眠困難、熟眠障害、早朝覚醒などが生じます。うつ病は、不眠症以外に逆に過眠症(日中眠い。いくらでも眠れる)になることもあります。
・睡眠障害が続くと、今日もまた眠れないのではないかと過度に心配になり、この不安(恐怖)から更に不眠状態が引き起こされて、こじれてしまうことがあります。いわゆるノイローゼのような状態であり、これを「神経症性不眠」とも言います。
以上のいずれにしましても治療的な対応により改善を目指せます。
・必要に応じて睡眠導入剤、抗不安薬(不安・緊張・自律神経症状を緩和する薬)で、まずは悪循環を止めることが出来ます。安定を得てから、お薬が必要なくなれば、自然とお薬が止めれますが、医師と相談しながらその時期を見計らうようにしましょう。
睡眠薬や抗不安薬は、多くの種類があり、各人によって最適なものを選択するのがよいでしょう。
うつ病や種々の不安障害が背景にある場合には、その治療が必要になります。
また、心理的な背景によってはカウンセリングも有効です。
・ウォーキング等の適度な運動、朝日の光を浴びるなど。(うつ状態の時、エネルギーの低下が著しいときにはこれはしない方がいい場合もあります)。
・過労を避ける。無理をしないようにする。仕事の抱え込みパターンを把握してストレスを緩和する。不調の時には、それを黄信号と受け止めて、調整をすることが大切です。
・その他、別ページでご説明したいと思います。→ここをクリック