ストラテラとコンサータの効果の違い

 ストラテラもコンサータも実行機能の障害を改善します。実行機能とは目標に向けて物事を順序立てて行うことです。

 ストラテラは毎日内服して効果は、すぐには出なくて、徐々にでてきます。十分な効果が出るのにおよそ数週間くらいかかることが多いです。ただ24時間効果が持続します。

 それにたいしてコンサータのほうは内服して早めに効果を発揮して、10時間あるいは12時間くらいで効果が切れるように設計されています。これはカプセルの特殊な構造が開発されてそのようになっています。

 またコンサータは実行機能の障害の改善だけでなく、報酬系の障害の改善も望めます。報酬系とは、物事に取り組む意欲が上がる、出来上がった時の達成感・満足感があるので、前向きな気持ちにもなりやすいです。