思春期・青年期・壮年期のカウンセリング


 通常の診療・治療枠以外にも、一貫して、カウンセリングに取り組んできました。思春期、青年期、壮年期にはそれぞれの年代に応じた重要なテーマがあります。それにまた、各人各様の悩みがあります。カウンセリングに向き不向きのテーマもありますが、いろいろな悩みに対応しつつ、皆様の今後の方向に資するように、自らの力で考える力を取り戻し、またクリエイティブな前向きさに気持ちが向きになっていただければ幸いです。


カウンセリングの基本的な方法について

  私たちは、日々の目の前のことにばかり気をとられて、本当に大切なことに目がいかなくなってしまいがちです。カウンセリングでは、そのことに気づくために、見直しを行います。方法の基本原理はシンプルです。思考を自由にして思い浮かぶことを語って頂くのです。決められた時間でこれを繰り返すことで、次第に思考が活性化されて、今まで気がつかなかった大切なことにも自然に気がつきやすくなります。


カウンセリングの種類

 思い浮かんだことを話すという基本原理にしても、カウンセリングにはいくつかの種類があります。各人にあったやり方が大切です。詳細ページに種類を紹介しています。



カウンセリングの枠の設定

 通常の保険診療では、医療(医学)が中心になるので、どうしても話題の範囲が限定されます。たとえば人生に関する大きな問題などは扱えません。恋愛のテーマ、家族内の葛藤などもほぼ保険診療内で扱えることは少ないです。が、30分枠、1時間枠を確保することによって、幅広くテーマを扱えるようになります。定期的に行う場合には、基本的に週1回が望ましいですが、2週に1回、月1回も可能です。より広い視野から見直しのきっかけになります。カウンセリングにより内服薬も通常保険診療に比べ減りやすいです。スポットでもいいので、時には受けてみることをおすすめします。

カウンセリングの効果

たとえば次のような効果があると考えられます。
   ◇ 自分自身の特性について知るようになる。
   ◇ 苦痛の原因が何かわかるようになってくる。
   ◇ 自分自身で考える力を取り戻す。
   ◇ クリエイティブな方向が促される。
   ◇ 鈍麻していた感情に繊細さが戻ってくる。
   ◇ 心のなかの機能が改善されやすくなる。
   ◇ 人生を幅広く奥行きをもって見つめられるようになる。
   ◇ 人を見る目や人とのかかわりに変化が生じる。
   ◇ ゆとりを持ちやすい。
   ◇ 自然の回復力が増して症状が緩和する。内服薬が減る、
     あるいは必要なくなる。