ネットや書籍などで調べて、ご自身がADHD注意欠如多動性障害、ADD注意欠如障害ではないかとお考えになって、受診される方がいらっしゃいます。そういう方は比較的多いかと思います。
当院では、いくつものテストを組み合わせ、お話をうかがって、情報を集めたうえで、診断をします。症状が典型的であればあるほど診断はつきやすく、軽い場合には診断は慎重にしています。
それでは何割くらいが、当院で診断がつくでしょうか。おおよそ3分の2です。
これは高い割合でしょうか、低い割合でしょうか。思うにかなり高いと思います。
たぶん社会生活上の支障のきたし方、困り方が顕著であって、長年悩んでいたことがネットや書籍をみるとそっくりそのまま書かれているので、自分もこれじゃないのか、と思い当たるようです。