気分安定薬とは。

 気分安定薬とは、気分の上がり下がりを波を小さくする内服薬です。気分の上下の振幅を小さくします。ですから結果としては、気分が低すぎるときには高めて、高すぎるときには下げます。また余計に気分を下げることはありません。楽しい時には楽しく、元気な時には元気な状態は維持できますので、その点はご心配なく。

 この内服薬は主にうつ病の双極型(つまり双極性障害2型)で用います。種類はあまり多くなくて、おおむね5種類くらいです。個人差はありますがたいへん優れた効果がありますので、必要に応じて選択肢としてご検討いたします。